ガス溶接技能者



講習の流れ、感想等

 2000年04月某日からの二日間、東海大学第二工学部代々木校舎(2号館2341教室)にて講習は行われた。申込みは豊島学院高等学校電気科の先生を通じてなされた。講習は一日目座学、二日目実技だった。

 講習科目は・・・
学科
 「ガス溶接等の業務のために使用する設備及び取扱いの方法に関する知識」4時間
 「ガス溶接等の業務のために使用する可燃性ガス及び酸素に関する知識」3時間
 「関係法令」1時間
実技
 「ガス溶接の業務のために使用する設備の取扱い」5時間

 ・・・である。実技で重要視された事は吹管、圧力調整器の取扱である。
 ガス溶接作業の安全確保には、まず使用するガスの特性を理解する事が強調された。ガス溶接の多くは、ガス容器(ボンベ)に充填されたアセチレン(可燃性ガス(褐色容器))と酸素(支燃性ガス(黒色容器))を混合したものに、火花で着火し最高3300℃の火炎で金属の溶接溶断を行う方式である。
 吹管(フランス式切断吹管)は、切断酸素バルブと予熱酸素バルブの調整、圧力調整器は酸素とアセチレン用の二つ有り、ホース圧とボンベ圧を圧力調整ネジにより操作し、ブルドン管式圧力計を読み取らなければならない。
 保護具としては遮光眼鏡と革手を用いた。全体的には、各種バルブの取扱が難しく、理想的な火炎の生成に苦労した記憶がある。
 普通高校では味わえない溶接作業の危険さ・苦労が体験できた。



使用テキスト等




  

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