プレス機械作業主任者ぷれすきかいさぎょうしゅにんしゃ

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講習の流れ、感想等

 労働安全衛生法第14条、労働安全衛生法施行令第6条七により、事業者は、動力により駆動されるプレス機械を5台以上有する事業場において行なう当該機械による作業について、プレス機械作業主任者技能講習を修了した者を作業主任者として選任し、その者の指揮のもとに作業を行わせなければならない、と定められている。
 プレス機械とは、金属等を金型で加工する際に用いられる機械である。金属等の被加工材を金型の間に挟みこみ、強い力を伴った上下動により被加工材を金型表面に押し付けて、金型と同じ形状を成形する。用いられる金型によって、被加工材を曲げたり、せん断加工する事も可能である。プレス機械は、ボルスタと呼ばれる面に下金型がセットされ、スライドと呼ばれる上下動を行う部分に上金型がセットされる。スライドの上下動により、上下の金型が離れているときは被加工材をセットでき、咬みあうことで曲げ・抜きや成形が行われる。
 プレス機械は、金型を利用したその生産性の高さと相まって、主に鉄に代表される厚さの薄い金属加工で多く用いられる。自動車産業では欠かせない工作機械の一つであり、自動車会社や部品メーカーには、加工能力が数千トンの大型機械が多数設置されている。
 プレス機械を使用した作業は、その動作原理ゆえに労働災害発生の危険性が高く、具体的には、金型への身体が挟まれ、被加工物が飛散して身体に衝撃等と、重症に至るケースが多い。こうした事故の防止、安全確保に努める事が、プレス機械作業主任者の使命である。

 プレス機械作業主任者の職務は…
  1. プレス機械及びその安全装置を点検すること
  2. プレス機械及びその安全装置に異常を認めたときは、直ちに必要な措置をとること
  3. プレス機械及びその安全装置に切替えキースイッチを設けたときは、当該キーを保管すること
  4. 金型の取付け、取りはずし及び調整の作業を直接指揮すること
 …4つである。

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 ちなみに、労働安全衛生管理協会主催の技能講習の修了証受取方法は、指定日以降(平日)に受講者本人が協会事務所へ受取りに行く方法と、受講者が指定する住所宛へ郵送する方法(手数料500円)のいずれかを受講者が選択する形式である。従って、会社や所属事業所への郵送を回避する事が出来る。



使用テキスト等




  

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