小規模ボイラー取扱者



講習の流れ、感想等

 2002年09月15日・16日の二日間、労働安全衛生管理協会講義室(4F)にて講習は行われた。申込みは直接労働安全衛生管理協会へ問い合わせ、個人で申し込んだ。
 ボイラーとは、密閉した容器や管に水を入れ、重油やガスなどの燃料を燃やした火の熱により、水を暖めて大気圧を越える蒸気や温水をつくり、工場やビル等の暖房などの媒体へ供給する装置である。
 鉄道に興味のある方ならば、蒸気機関車を想像して頂たい。蒸気は石炭(ボイラー)で湯を沸かして走っている(要2級ボイラー技士以上の免許)。要は外燃機関である。
 ボイラー内部には大きな熱エネルギーを保有し、取扱いを誤ると破裂爆発や過熱蒸気による火傷等の災害に直結する。そのため、ボイラーの取扱いは資格者でなければならないと、定められている。
 今回の資格は小規模ボイラーで、伝熱面積が温水ボイラ14m以下、蒸気ボイラ3m以下、貫流ボイラ30m以下のもので、例えば旅館や大調理場、クリーニング等のボイラーが挙がる。

 講習科目は・・・

 「ボイラーの構造に関する知識」2時間
 「ボイラーの取扱いに関する知識」4時間
 「点火及び燃焼に関する知識」3時間
 「点検及び異常時の処置に関する知識」4時間
 「関係法令」1時間

 ・・・である。

 感想として、入門の小規模ボイラは兎も角、ボイラーマンは今後とも将来性のある職種・資格だと、私は感じた。なぜならば、21世紀のエネルギー源は間違い無く原子力・・・原子力等の発電といえば、ボイラーだからである(資格は異なりますが)。
 要するに、原子力で得た高熱をボイラーに通し、発生する蒸気をタービン等にかけエネルギー変換する訳であり、故にボイラーは必要不可欠な機材なのである。某大学の研究室では、鉄道車両(機関車)を原子力で動かす構想や研究が有るとか無いとか・・・。



使用テキスト等

(社)ボイラ・クレーン安全協会,『ボイラー取扱技能講習テキスト』,2001.04



  

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