地山の掘削及び土止め支保工作業主任者
旧 地山の掘削作業主任者
旧 土止め支保工作業主任者

 



地山の掘削作業主任者ぢやまのくっさくさぎょうしゅにんしゃ



講習の流れ、感想等

 安全衛生管理体制に関する法令(労働安全衛生法第14条、労働安全衛生法施行令第6条九)により、事業者は掘削面の高さが二メートル以上となる地山の掘削(ずい道及びたて坑以外の坑の掘削を除く)の作業(第十一号に掲げる作業を除く)について、地山の掘削作業主任者技能講習を修了した者を作業主任者として選任し、その者の指揮のもとに作業を行わせなければならないと、定められている。
 地山の掘削作業を大別すると、明り掘削作業、ずい道等の掘削作業及び採石のための掘削作業に分けられるが、本資格は前者のみを対象としている。
 地山の掘削とは、文字通り地面を掘ったり、山を削ったりする土木・建築作業である。その作業において、高低差が2m以上となる場合に本資格者の指揮・配置が義務付けられている。尚、ずい道及びたて坑以外の坑の掘削は、ずい道等の掘削作業主任者に該当する。
 講習は土止め支保工作業主任者との同時講習で、三日間の座学である。三日で二資格を得る事が出来る。

講習科目、担当講師紹介など
講習科目 講習時間 講師の氏名
作業の方法に関する知識(地山) 1

6時間 地盤工学会名誉会員
田中修身
関係法令(地山) 1時間30分
工事用設備,機械,器具,作業環境等に関する知識(共通) 2

4時間
作業者に対する教育等に関する知識(共通) 1時間30分
作業の方法に関する知識(共通) 1時間
修了試験(地山) 1時間 -
作業の方法に関する知識(土止) 3

5時間 本田弘太郎
関係法令(土止) 1時間30分
修了試験(土止) 1時間 -
平成17年度後期 地山の掘削・土止め支保工作業主任者技能講習 実施計画より抜粋

 地山の掘削作業主任者の職務は・・・

1.作業前の打ち合わせ・確認
2.作業開始前の指示・確認
3.作業中の指揮
4.作業方法を変更する場合の措置
5.作業終了後の措置

 ・・・5つである。
掘削工法
土木工事における掘削(切取り) ベンチカット工法
建築物構築のための掘削 のり切りオープンカット工法
土止めオープンカット工法
アイランド工法
トレンチカット工法
逆打ち工法(逆巻き工法)
特殊な掘削 深礎工法
オープンケーソン(井筒)工法
ニューマチックケーソン(潜函)工法
『地山の掘削の作業指針(第1巻)―作業主任者講習テキスト―』32-38頁より集約し作成

 地中深く掘ったり、山の斜面を削ったりすると、崩落・崩壊しようとする土圧が作用する。この地山の掘削の際に発生する土圧による崩落・崩壊を強制的、且つ人工的に持ちこたえる技術が以下・・・



土止め支保工作業主任者どどめしほこうさぎょうしゅにんしゃ



講習の流れ、感想等

 安全衛生管理体制に関する法令(労働安全衛生法第14条、施行令第6条十)により、事業者は土止め支保工の切りばり又は腹おこしの取付け又は取りはずしの作業について、土止め支保工作業主任者技能講習を修了した者を作業主任者として選任し、その者の指揮のもとに作業を行わせなければならないと、定められている。


↑地面を直角に掘ると必ず崩壊する。予め土止め支保工を施し直角に掘る。↑


↑このように強制的に土圧を押さえつける。

 土止め支保工作業主任者の職務は・・・

1.作業前の打ち合わせ・確認
2.作業開始前の指示・確認
3.作業中の指揮
4.作業方法を変更する場合の措置
5.作業終了後の措置

 ・・・5つである。



使用テキスト等
題 名 監 修 出版社 発 行
地山の掘削の作業指針(第1巻)
―作業主任者講習テキスト―
労働省労働基準局
安全衛生部
安全課監修
建設業労働災害防止協会 H15.02.25.
土止め支保工組立て等の作業指針(第1巻)
―作業主任者講習テキスト―
H16.09.15.
地山の掘削作業主任者技能講習テキスト
土止め支保工作業主任者テキスト(第2巻)
H16.06.30.



  

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